今日は婚礼音響業務を1件やってきました。
場所は品川のレストランです。
今日は歌とキーボードによる演出があったのですが、
両人共かなり有名なアーティストさんでした。
披露宴に列席されているだけでも凄い事なのですが
このお二人の歌&演奏をオペレート出来る事は
私自身音響冥利に尽きます。
キーボードはレストランさん手配との事で
業者さんが機器を持ち込んでいました。
機器を確認し会場音響設備へ接続を行い
音響レベル及び音質をチェックしました。
持込機材写真。
この機材から音をもらい会場音響設備に繋ぎ込みをしてその音を出します。
元々接続用のケーブル類は会場にはなくどの様な形で用意されているかも不明
であった為、念のため私自身のものを用意していましたがそれが的中しました。
当方のケーブルにて会場機器に繋ぎ込みを行いました。
色々なパターンを考えケーブルや機器を持っていっておいて良かった。
このアーティストさん
実はこの披露宴では歌も演奏もする予定ではなかったそうです。
ただ、何となく歌ってもらえるのではという流れから機材を用意しておく
事になったそうでした。
まぁプロ中のプロであるご両人ですから
なかなか正式に依頼する事は難しいのだろうなぁと。
お祝いの席でお気持ちで・・・といった流れで歌ってもらえれば、という
ニュアンスの様です。
そして実際歌&演奏が始まりました。
先ずは歌い手さんが挨拶がてらお出になり
その後キーボードの方を呼び込みました。
そしてその方に
「何となく弾いて下さいよ~」と歌い手さん。
さすが超一流プロですね、
キーボードの方はその歌い手さんの曲のサビ少し手前から
何となくジャージーな感じでポロンポロンと弾き始めました。
そしたらそれに合わせて歌い始めました。
リハーサルなんてもちろん一切なし、
発声練習ももちろん一切なし。
まぁマイクは挨拶でしゃべっていますからだいたいのマイク特性や
音圧レベルは分かるのでしょう。
完全即興でこの演出、
さすがだなぁと。
素晴らしいキーボード演奏と圧倒的な声量の歌唱力。
そしてサビ終わりぐらいまでを歌い終了です。
夢の様なその場の空気感。
その場に音響エンジニアとして立ち会う事が出来た嬉しさ。
感無量です。
素晴らしい経験をする事が出来ました。
披露宴も無事に終了。
良かった。
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