恩師

今日小学校時代の恩師から

電話を頂きました。

以前に小学校統合による閉校セレモニーがあった時に

先生と久し振りにお会いしたり、その後ご一緒に

野球観戦などをさせて頂いていた先生です。

 

久しぶり、元気にしてる?と先生。

 

何でも先生、

「終活」をされている、との事。

御年90歳の先生。

そのお話しぶりは

年齢を感じさせない以前と変わらずとてもお元気でした。

ただ、今娘さんと片付けをやっているそうです。

 

その荷物の中に

約30年以上前にプロ野球チームの西武ライオンズ

日本一になった頃の特集が組まれていた野球専門雑誌

があったそうです。

西武ライオンズが所沢に本拠地を構えた時からの

大のファンである先生。

どんどんと処分コーナーに物を移動していた娘さんに

「ちょっとそれ待って!」と止めてもらった品だそうです。

 

先生の嬉しい思い出であるその品、

捨てるのはちょっとなぁと。

しかしながらそう言っていても片付かないなぁと。

 

その時、

西武ファンの私の事を思い出して頂いたそうで

私ならば欲しがってくれるかも?と。

そして良かったら受取ってもらえたら、との事でした。

 

先生が大事にされていたこの雑誌。

嬉しいお話しでした。

 

それ以外に先生、

このコロナウイルスの影響による

私がやっている仕事内容の件でもお気遣いを頂いてしまいました。

 

私自身がフリーで

音響エンジニアをやっているという事でのお心遣いでした。

人が集まる場所に必要とされるこの音響業務。

現状、人が集まる機会がことごとく無くなっています。

こんなご時世の中、教え子が元気でやっているのか?

そんなお心遣いからのお電話でした。

 

私の中で

とても素敵な先生、という

記憶に残っている恩師。

 

その恩師から

この様なご連絡が頂けるとは。

 

本当に自分は幸せだなぁと痛感しました。

 

コロナウイルスなんかに負けないで!

先生の気持ち本当に嬉しかった。

 

私からは

先生ご高齢なのでくれぐれもお気を付け下さい!と

お伝えするのが精一杯でした。

でも先生いわく、

私は大丈夫!元気にしてるよ!と。

 

いつまでもお元気で・・・

電話を切った後もそう願う自分がいました。

 

 

 

 

 

 

 

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