バンケットウェディング

土日に1件ずつ
婚礼音響の仕事をしてきました。


場所は両方とも品川。
実際の会場は道路を挟んで両側でした。
本当に近くでした。


土曜日は以前にも何回か伺っているレストラン
で、日曜日は初めて伺う会場で様々なイベントが行われる
貸宴会場での披露宴音響の仕事でした。
ホテルなどにある宴会場の様な雰囲気の場所です。


レストランと区別する為、
バンケットウェディング」なんて言い方もします。


私自身17年間ホテル内宴会場の専属音響エンジニアを
やっていましたので、久し振りに味わう環境でした。
ホテルにいた時は基本的に調整室と呼ばれる部屋にて
音響・照明の調整を行っていましたが、業務内容によっては
時々会場内でのオペレートもありました。
まさに、その雰囲気に近い感覚でした。


こちらの会場には
専属の音響さんがいて、
披露宴にて使用する音響・映像機材のセッティングは
その方々がすべてやってくれます。


というか日頃はあまり機材を置いていないらしく
必要な時に必要な分だけ機材を設営する様です。
披露宴終了後に機材の写真を撮ろうかと思って
いたのですがすぐに撤去されてしまいまして撮れず
その経緯が分かった次第でした。
先に撮っておけば良かった。


他にも宴会場がいくつかありましたので
他の部屋との兼ね合いもあるのかもしれません。
まぁちょっとした機材費の削減と言った所でしょうか。
でも会場の音響さんはその都度大変だろうと思います。


会場入りした時には既に機材セッティングは
完了していました。
当方は機材動作のチェックと音の確認及び本番オペレート
のみです。


雰囲気は、と言うと
レストランウェディングとは違う
比較的かちっとした感じでした。
固い印象です。
まぁホテル感覚にとても近い印象です。
アットホームな、と言うよりは形としての会
といった印象でした。


音を聴く限りでは
会場に常設されている「スピーカー」と
それを鳴らす為の「パワーアンプ」という機材の劣化
が進んでいる様でした。
もともと優れた機材ですので
経年劣化があってもそれなりには音がでますので
きっと大丈夫、という判断がされているのだと思います。
もったいないな〜という感じです。
もっと良い音に出来るのになぁ〜。
でも設備機材費の予算もあるでしょうからなかなか投資
できないのでしょう。
いた仕方ない所です。
それ以外の機材もそれなりに優れた機材ばかりで
操作自体はとてもし易く助かりました。


ただ、機材のある音響ラックの場所が
メインテーブル(高砂)に向かって右前でしたので
ちょっと目立ってしまう場所でした。
失礼がない様にいつも以上に最善の注意を払いながら
のオペレートでした。


披露宴は滞りなく順調に進行。
無事に終える事ができました。
良かった。




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