どんでん

この前の土曜日は本業の音響エンジニアとして
披露宴の音響を2件やってきました。


場所は品川にある、とある宴会場でした。
初めて行ったこの会場。
地上30階建ての最上階でした。
一からすべてを確認し覚える必要がありました。


8月のこの時期に1日2件の披露宴が入っているのですから
きっとこの会場は人気があるのだろうなぁと思います。
なかなかない事ですから。


実際会場入りしてビックリ!
この会場は
これから披露宴を考えているお二人が会場見学(下見)の為に
来る事が多いと打合せで聞いてはいましたが、この日は立て続けに6組も
来てしまい、その間はそれ専用のBGMを流しておかなければなりません。
まぁ6組は多い方との事でしたが・・・
やっぱりこの会場は人気なんだなぁと。


従って、見学中は本番で使用する音出し用の素材(CD)を流して確認する事も映像用のDVDディスクの再生確認もマイクの音響チェックも全く
出来ません。


う〜んこりゃ困ったなぁ〜。
正直仕事になりません。
当日披露宴を行うお客さんが最優先ではないのかなぁ〜。
とても寂しい現実でした。


見学の合間をみては様々なチェックを行い
何とか開始前にはスタンバイOKとなりました。


そして1件目の披露宴が15:30無事終了。
次の披露宴開始予定は16:30。
実際にお客さんが会場に入り始めるのが16:00ですから
慌ただしいスタンバイ変更。
業界ではこの様な状況を
「どんでん」なんて言います。
まぁ「どんでん返し」の様な、という事なのでしょう。


私がホテル内宴会場の音響エンジニアをやっていた時
にはもっと物凄い「どんでん」を経験していました。
会議をやっていた会場を30分で立食パーティー会場に
かえてしまったりなんていう正に芸術的?「どんでん」
もありました。
人海戦術は凄いなぁとつくづく思いました。


バックヤードにて軽食のパンをかじり缶コーヒーを
飲んでお手洗いに行き、いざ2件目に突入です!
ほぼ休憩なしでした・・・


会場スタンバイは終わるのかなぁ?
そんな感じでした。
幸い2件目は当方のチェック項目は少なかった為私自身は
何とかなりましたが・・・・


これで、見学なんて入ったらどうなるのでしょうか?
恐ろしいです・・・


そして2件目の披露宴も滞りなく終了。
ホッとしました。


レストランウェディングとは雰囲気も状況もかなり異なる
バンケットウェディング。
自分自身がホテル音響エンジニアや結婚式場の音響管理者を
やっていた頃の雰囲気を改めて思い出しました。



またこの会場には入る予定が既に何回か入っていますので
そのうちこの独特な雰囲気にも慣れていけるかなぁと思います。


まぁ様々な状況でも対応出来るマルチさを自分自身に備えて
いきたいと思います。





.