卒園式

先日幼稚園の「卒園式」に行って来ました。
音響係でボランティアです。
ちなみに我が子の卒園は来年ですので
私のみの参加です。


東日本を襲った「大地震」の影響も心配され
ましたが幸い一人も欠けることなく全卒園児
52人が揃っての卒園式となりました。


計画停電や余震など我々の生活も落ち着かない
日々ではありますが、被災地の方々の状況を思う
と、自分の生活が何と恵まれている事かと改めて
感じます。
一日も早い復興を願うばかりです。
小さな事でも自分自身何か出来る事があれば協力
したいと思います。


式中園長先生のご挨拶では「障害児」を持つ両親
から感謝の手紙を受け取られたお話がありました。
その内容を少しだけご紹介します。


ダウン症」という症状があるこの子は入園前は
どの場所に行っても世の中から偏見の目で見られて
しまっていたそうです。


その親子は様々な幼稚園に入園のご相談をされたそう
ですが、ことごとく拒否されてしまったそうです。
その際マイナス要因の多い事ばかりを言われていた
そうです。
教育機関である幼稚園がそんな事を言うなんて
本当に信じられません。)


当り前の様に行われなければいけない事が現実は
なかなか行われていないという世の中の状況に私も
とても寂しさを感じました。


それで、ご自身にとっては隣町であるこの幼稚園に
ご相談に来られたそうです。
(我が家と同じ市に住んでいる方です)
障害児を積極的に受け入れているこの幼稚園です
から、何の「壁」もなく「どうぞ」という事になり通園
する事になりました。


たとえ障害児であっても一人の幼稚園児・人には
変わりがない、というとても人間味のある暖かい
感覚の環境の幼稚園にその子のご両親もとても安心
を覚えたそうです。
先生方は勿論の事、園児達も生活環境の中に障害の
ある子がいる事が普通の感覚です。
すぐにみんなの中に溶け込んで行く事ができたのは
言うまでもありません。
その様な環境でのびのびと生活・成長する事が出来、
感謝しております、との内容の手紙でした。


このお話を聞いた時、こんなに素晴らしい思いやり
のある暖かい環境があるこの幼稚園に縁あって我が子
をはじめ家族共々お世話になれている我々はとても
良かったと改めて思いました。
なぜなら、このような事は当り前に行われている事
であると思っていたからです。


式進行途中に例年にはなかった曲の合唱がありました。
ちなみにいつも卒園式で歌っている曲は3曲あります。

ある卒園児のお母さんが卒園に向けて曲をお作りに
なり、その曲をみんなで合唱しました。
きっと3年間お世話になった幼稚園での事を走馬燈
様に思い出しながらお作りになった事でしょう。
素敵な曲、そして合唱でした。


そして卒園式は滞りなく無事に終了しました。
毎回の事ですが、卒園式後の謝恩会も音響係です。

我が子が卒園する訳ではありませんが、巣立っていく
子供達を見るととても感動を覚えます。


本番が始まる前に卒園式の雰囲気を写真に残して
おこうと思っていたのですが忘れてしまったので
謝恩会の前の様子です。

お昼にお弁当を頂きました。
ハートの形をした「おにぎり」がかわいかった。

今回の私の「作業場」です。
ホールがタイトなので「我が場所」もタイトです・・・

外側からの図。
完全に機器達に囲まれております。


ブログに初登場のミキサ―です。
ビクターのプロ音響ブランド「voss」の物です。
この機材も以前会社で経年劣化にて「払下げ処分」
になったものを会社の許可を得て幼稚園に寄付した
機材です。
メンテナンスさえすればまだまだ「現役」です。