ホーホケキョ

最近朝になると素敵な声で

「ホーホケキョ!」と何度も聴こえてきます。

うぐいすですね!

その声はとても正確且つ奇麗な声で

何だか機械で流れている様な錯覚に陥るほどの

声なのです。

 

しかしその声の発せられる場所が転々としている事から

やはり本物なのだなぁと思いました。

都心からもさほど離れていない我が家で

こんなにも素敵な鳴き声が聴けるとは!

以前にはなかった事でした。

嬉しい限りです。

毎日の楽しみとなっています。

 

昼食を終えコーヒーでも淹れようかと思い

準備をしかけた時でした。

母が長期療養で入院している病院から電話が。

病院からの連絡となると、あまり良くない連絡が多いので

構えてしまいました。

 

やはり良くない知らせでした。

先日検査の為造影剤使用許可の確認連絡を頂いていました。

その結果、あまり良くない状況である事が分かったそうです。

母は「胆管がん」との事でした。

医師からはとても丁寧な説明があり、

生存率の低さにただただ驚くばかりでした。

年齢の事もあり、いわゆる「緩和ケア」という形で見守る形

となりました。

 

主治医は母がこの病院に入った時から約3年間継続して診て下さって

いますので、母の身体の事はものすごくお分かり頂いています。

先生いわく

母は年齢の割にはかなりの体力の持ち主なのだそうです。

ちょっとした症状(発熱や肺炎症状など)でも通常では改善まで何日も

要したり場合によってはそれを引き金に更に体調を崩したり、といった

状況にもなり兼ねないそうなのですが、母は直ぐに改善してしまう体力の

持ち主との事でした。

その様な母ではありましたが、

今年に入ってから数値の上下が激しくなったり熱が急に出続けたり、と

今までにない症状になってきていました。

そして検査の結果この様な状況が分かってしまった訳です。

 

取り敢えず直ぐに急変する、という感じには恐らくならないであろう、と

医師は言っていましたが・・・こればかりは絶対はないですね。

見守っていくしかありません・・・

 

コロナ禍では人と人が接する事が難しい状況でした、

そのコロナ禍も随分と落ち着き、やっと普通に面会も出来る様になった

現在に母はこの様な状況になりました。

母はきっとこの社会状況になるまで頑張ってくれていたのかなぁ、

そんな風に思ってしまった自分でした・・・

 

 

 

 

 

 

 

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