新規格

音響業務を生業としている私としては

非常に重要な規格変更の話が以前より

出ていました。

 

それは「電波法」の改正です。

 

もう4年ぐらい前だったか、

以前から持ち合わせていたワイヤレスマイクシステム

に関して専門販売業者に問合せをした時の事でした。

 

そのシステムにて使用していたマイク本体が

2022年中ぐらいに使用出来なくなる様です、と。

その時には

はっきりと電波法の改正、という話が業者さんにも

伝わていなかった様でその時はその様なニュアンスでしか

言われなかったのでしょう。

もしくは

まだ公表しないで、と通達があったのかも知れません。

 

ワイヤレスマイクは

小電力の無線機、という扱いです。

マイク側が電波の送信側、その電波を受け止める「チューナー」や「受信機」

と呼ばれる受信側とのセットで成り立っています。

 

そのシステムには

使用許可を得ないと使えない機器と

基本自由に使用して良い機器とがあります。

 

許可を得ないと使用出来ない機器を用いる例としては

コンサート会場での使用など、

許可がなくても使用できる機器を用いる例としては

カラオケボックスや公共会館・ホテルの宴会場などでの使用があります。

 

私自身所有している機器は

許可がなくても使用出来るシステムとなります。

 

今回はその機器の送信側の決まり事に

改正が入る事になりました。

具体的には正式に

2022年の12月1日に新規格がスタートするとの発表が

出ていました。

前々から確認しなければ、とは思っていたのですが、

まだ期間もあるので、とやっていませんでした。

 

所有の機器は対象になっているのかな?

自身では5セット持っていますので各メーカーに確認をしました。

その他、当方でのワイヤレスマイクシステム納品先の機器も

調べる事に。

もしも使えない場合は

その期限までに買い替えの提案が必要となります。

 

5セット中

2セットはマイク自体の買い替えが必要、との事でした。

まぁこの2セットは古いものですから仕方がないかなぁと。

マイク自体もかなり劣化が進んでいますから最近では

あまり出番も無くなっていた機器でした。

納品先の機器は大丈夫でした。

 

今回のこの改正には

携帯電話の電波使用幅拡大も要因になっているとか。

一時期は

ワイヤレスマイクの使用幅もすべて携帯電話に、

なんていう話にもなっていたそうで・・・

しかし、さすがにそうなると

全国のありとあらゆる使用箇所や業者にて機器入れ替えによる

負担が発生してしまう、という事からそれは無くなったそうです。

 

しかしながら

今後はどうなっていくのか?

まぁ直ぐに全く使えなくなる事は無いでしょうが・・・

長期的ではありますが心配です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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